フランスが夢見た日本　陶器に写した北斎、広重　図録
La France Regarde Le Japon
東京国立博物館　2008

大型本　305ｘ207
ハードカバー　161頁

本展は日仏交流150 周年を記念したパリ・オルセー美術館と東京国立博物館の共同企画で、フランス美術における日本美術の影響を、テーブルウェアに焦点をあてて紹介するものです。日本版画の題材に着想を得て作られ、1866 年から1930年代まで人気を博したテーブルウェアと、そのモチーフの元になった北斎や広重などの作品を対比して展示します。

目次
ごあいさつ　日本側主催者
　　　　　　オルセー美術館長　ギ・コジェヴァル
メッセージ　在日フランス大使　フィリップ・フォール
　　　　　　駐仏日本大使　飯村豊
謝辞
カタログ
セルヴィス・ルソー
セルヴィス・ランベール
19世紀後半のフランスにおける食卓芸術とジャポニスム
　—フランソワ＝ウジェーヌ・ルソーの場合—　フィリップ・ティエボー
フランスにおける陶磁器のジャポニスム　三浦篤
ルソーのテーブルウェアと日本版画　大久保純一
展示されている皿の用途について

ジャポニスムの起爆剤になったのは1867年にパリで開催された万国博覧会である。徳川幕府はこの万博に「日本館」を建設し、美術品、工芸品、織物、日常生活で使う道具などを出品した。100 枚ほどの浮世絵も展示されていた。日本に対する強い関心のため、「日本館」の人気は高く、160 万人におよぶ万博の入場者の大多数が訪れた。
「日本館」に注目したのは、特に知識人と芸術家で、彼らを中心に日本ブームが広がり、その影響は 20 世紀初頭まで継続し、美術、工芸、ファッションなどに多大な影響を与えた。

裏カバーに少しスレが見られますが中はとてもきれいです。

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