ナショナルが71年に同社のポータブルラジオのフラグシップとして発売した3バンドモデルです。
同社のラインナップには勿論これより高価なモデルも有りましたが、当時各社から出されて居た3バンドモデルの中でも、最も高価(¥17800)で、最も多機能で、最多のアクセサリーを持って居たかと記憶します。
2.2W(後期型では2.6W)の出力、このクラスではGXOと並んで最も良く作られたトランシーバー機能等、当時の電波少年を魅了するポイントが満載でした。
当時中生だった小生には高嶺の花でしたが。
最近オークションでこのモデルが何台が出品され、意外な程リーズナブルなレベルで落札出来て居ます。
どれも初期状態が良く、背景が少し気になって来ました。
71年当時でこのモデルが買えた方は比較的裕福なお家の中学、高校生の方々だったろうと思います。今ならば70歳以上の方々が、このモデルを手にし、良いモデルである事に満足して比較的大事に使われたであろう事が想像されます。
そう言った小生の言わば先輩の様な方々が、断捨離の手始めとして中古を売りはじめたのでは無いかと考える次第。
AM放送も26年には終わってしまい、これだけネットが発達した今日日、BCLにこれから戻る方も少ないでしょう。
折角良いモデルなので誰か気に入った方に譲りたいと言う考えも充分理解できます。
と、小生がつまらない妄想を逞しくする程、これは良いモデルです。
後継機的に出されたGXOとどちらか良いかと言う議論があります。
これまで両方共に３５台以上扱って居ますが、音は多分GXOの方が良いでしょう。感度、選択度は同等、サイズはGXOの方が小さく少し軽い。
となれば、GXOの方が良いかと思うのですが、GXOはタイマーを内蔵しておらず、別売りのタイマーをつけるとサイズも価格も同等になってしまいます。
と言うわけで、デザインの完成度も含めて2000GXの勝利と、今の所小生は判定して居ます。
この個体はは初期状態良好な物を整備、クリーニングして居ますので、相当な良品です。
カバーが無いので、最近売れた一台には負けるものの、過去2番目位に良い状態の美品です。
ACコードはお付けします。届け翌日までの買い手責任以外の不具合には責任を持って対応します。

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