フィリピン産芭蕉布(アバカ)を京都で八寸名古屋帯に仕立てました。
ざっくりした芭蕉布の風合いと草木染めの野趣溢れる風合いが素敵な帯です。
驚くほど、ふわっと軽い帯です。
単衣やちょっと大人っぽい浴衣に締めて頂けるのではないでしょうか。

　　長さ　　370センチ
　　幅　　　30.5 センチ　　　　
＊誤差はご容赦ください。

フィリピン産芭蕉布を帯に仕立ているので、生地の所々に糸が未処理のまま出ているかもしれません。
そのまま着用されても問題ない程度のものですが、もし気になるようでしたら、鋏で切り落としてください。
このあたりがフィリピン産芭蕉布のおおらかさと許容できる方のご購入をお待ちします。
価格は抑えて出品していますので、お値引きは現在のところ考えてはおりません。
どうぞよろしくお願いいたします。

今から37年程前に京都西陣のさる会社様と協働で現地の芭蕉布を帯に仕上げる仕事をいたしました。
しかしながら、現地の政情不安、望む技術を持つ織手不足などの理由で、十分な供給が確保できず、プロジェクトを断念しました。
こちらの帯は「あっさりした格子や縞柄を」と現地の織手さんに注文して、出来上がった反物から帯に仕上げました。
絣の複雑な技量が求められない分、安価に作ることが出来ました。
夏帯には、かえって涼しげでいいかと思います。
貴重な茜が最も多く使われた一本です。
自分用にと手元においていましたが、身辺整理のために、思いきって出品いたします。
製作工程を簡単にまとめた、最後の写真のA4コピーはお知らせくだされば
購入時に帯とお送りいたします。
お好きな方に。

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