【作品概要】
大学時代の同級生であり、恋人同士でもあった鴨居透と名取ちなみが就職後に再会したことで、二人を中心にすれ違う男女の恋愛模様を描いた作品。
同名のテレビドラマの原作である。, フジテレビ月9でドラマ化されたこともある作品です。

【状態】
本書は日焼け等あります。

【ネットでのブログ抜粋】
思い出のドラマと一言でいっても、
自分が過ごした時代々々で印象に残った
ドラマの中でも思い入れが強いのは、青春時代に自分の生き方をオーバーラップさせて見たドラマ。


私はなんと言っても「同級生」ですね！

原作は、柴門ふみさんで同名のコミックがドラマ化
されたもので、1989年に放送されたもので今のトレンディドラマや月9（げっく）の走りとも言われている作品です。
その後、柴門ふみさん原作の作品が多くドラマ化されたのもこのドラマの反響が大きかった事を物語っています。

最終回にちなみから鴨居くんに宛てた手紙を読むシーンは、当時の自分の境遇に近しいこともあって涙でしたね。
手紙の抜粋を付け足しておきます。
　
お元気ですか？
--　中略　--
学生の頃、鴨居くんが言った言葉を思い出します。
「青春なんて、大人だけが使う言葉」だって。
私が大人になったかどうだかわかりません。
でも、今はっきり言えます。
鴨居くんは、私の青春の全てでした。
２０歳の頃、鴨居くんと過ごした季節は、私の宝物です。
鴨居くんと一緒にいた時間が、ただそれだけの時間が、
こんなにも輝いています。
時々ふと思うんです。あのとき、もし鴨居くんにきちんと
想いを告げていたら・・・あの日、もし別れたりしなければ・・・
どうなっていたのかな？って。もしかしたら、鴨居くんと
結ばれていたかもしれないって。
でも、もうそれを確かめる事はできない。
時の流れはなんて残酷なんだろう。時の流れは誰にも止められません。
でも、悲しんでばかりはいられません。
鴨居くんと一緒にいた頃の私も大切だけど、今の私も気に
入ってます。

鴨居くん。「鴨居くん」って、心の中でつぶやくだけで、
今にも素足にスニーカーをひっかけて、少し前かがみに
なって歩く姿が目に浮かびます。
いつも私の隣には鴨居くんがいました。
そのまま並んで歩いて行けると思ってました。

私たちの選択が正しかったのかどうか、今となってはわかりません。続く

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